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宗派によって変わるお焼香のマナー

2017年12月23日
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お葬式に参列した際、参列者が行う儀式の1つに「お焼香」が挙げられます。死者に向けてお香を焚き拝む儀式で、宗派にうてお香を焚く回数やマナーに違いがあるのが特徴です。故人の宗派が分かっている場合は前もって、マナーを確認しておくと良いでしょう。

お香を焚く際、基本的には右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香をつまんだ後、指を擦りながら香炉に落とします。この動作の事を「おしいただく」と言いますが、宗派によっておしいただく場合とおしいただかないケースがあるようです。

真言宗の場合、おしいただいて3回お香を焚くのがマナーです。日蓮宗と日蓮正宗の場合はおしいただき、1回から3回お香を焚きます。曹洞宗は2回、お香を焚くのですが1回目はおしいただき、2回目はおしただかないのがマナーとなっています。浄土真宗はおしいただかず1回、お焼香を行うのが基本です。臨済宗も1回お焼香を行いますが、この場合はおしいただくのがマナーです。浄土宗はお香を焚く回数に特に決まりはありません。天台宗に至ってはお香を焚く回数だけでなく、作法にも特に決まりが無いのが特徴です。おしいただく・おしいただかないのを決めるのも個人の自由です。お香を焚く回数やおしいただくかおしいただかないかなどの作法は、故人の宗教に合わせて行うのがベストですが、もし信仰している宗教がある場合はその宗教に則った方法で行っても構いません。特に信仰している宗教が無い場合は、亡くなった方に合わせると良いでしょう。


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